六本木V2レポート

何事もゆきづまれば、

まず、自分のものの見方を変えることである。

案外、人は無意識の中にも一つの見方に執して、

他の見方のあることを忘れがちである。

— 松下幸之助(パナソニック創業者 / 1894~1989)


六本木V2TOKYOフィールド・レポート2015Ver.

□場所 V2TOKYO (http://www.v2tokyo.com)
□日付 7月9日(木)
□深夜 26時〜29時
□天候 雨

7月某日、渋谷。

この日は、kitagawa、tetsuくん、フェイスブックマスター氏(以下:fbm)の三人で渋谷で買い物をする約束を以前からしていた。kitagwaのコーディネートに二人が乗っかってくれて、全身のアイテム(アクセから靴まで)を数時間で買いそろえた。着替えると、以前とは別人になっている二人がそこにはいた。写真をお見せできないのが残念でならない。

買い物を済ませると、fbmさんが一旦自宅へ戻るとのことだった。kitagawaはtetsuと二人で自宅でPCをいじることにした。ほどなくして、fbmさんからtetsuくんのケータイへ着信が入った。fbmさんが終電で渋谷へ舞い戻った。急いでtetsuと出る準備をした。香水をふり直し、玄関のドアを勢い良くあけた。これから始まる夜を想像し、ワクワクしていた。3人は明治通り沿いのマックで再び合流した。明治通りでタクシーを拾い、そのまま宮益坂を抜け、六本木へ向かった。外はあいにくの雨だ。片手をふさぐ傘が煩わしかった。目的地を目指し、3人は進んだ。時刻はすでに26時をまわっていた。

ロアビルの13階——今、六本木で、いや日本で一番アツいCLUB「V2TOKYO」のエントランスまで3人は来ていた。

さあ、ゲームのはじまりだ。

入った瞬間、6と4のペアに遭遇。

「なんか困ったことでも?」

二つのケータイを持ちながら、おどおどしているスタイルの良い黒髪女子がそこには佇んでいた。スト値6。もう一人は小柄だが愛嬌のある雰囲気だった。スト値4。

「ケータイをスタッフの人に渡されちゃって。今度ゲストとってあげるから連絡先を教えてって言われちゃって…」

長身の子が言った。

「それは困ったね。ところでここは初めて?そんなケータイ、誰かスタッフに預けてむこうで話そうよ。」

共感しつつ、和みを開始する。二人ともナースで、職場の同僚らしい。tetsuがすかさずサポートに入る。tetsuをウイングに据えてのコンビナンパは初めてだった。kitagawaは、タクシーの中で、最低限度の一通りのハンドサインをtetsuと共有していた。しばらく和んだ後、番ゲしてあとで飲む約束をし、放流。ウォーミングアップには最適の案件だった。

kitagawaとtetsuはfbm氏を探した。今回のkitagawaのゴールは、fbmさんに番ゲ、あるいは即をしてもらうところにあった。kitagawaは心の中で、fbmさんに6以上の番ゲを3件以上してもらう(あるいはさせる)——これを最低限度の自身の定量目標に課していた。ダンスフロア目前まで進むと、7と6のペアを発見した。6が激しくダンスを踊っている。経験者の動きだった。

「ねえ、それってガールズ(ガールズhip-hopのこと。ダンスのジャンルの一つ)だよね?」

kitagwaは迷わず6に声をかけた。7をtetsuかfbmさんに担当させるためだ。

「そうだよ!すごい、なんでわかるの?!」

ダンスで乱れた髪をかきあげながら、6は言った。黒いロングヘア、タイトな黒いレースのワンピース。ヒップラインが際立ち、どちらかというとグラマラスな体型だった。対して7は、細身。身長は160をいくらか超えるスリムさだった。系統でいえば、北川景子を彷彿させる端整な顔立ちだった。彼女たちは、所謂「双子ちゃんコーデ」(二人で同じ格好をするファッションのスタイルのこと)をしていた。

kitagawaは6との会話を続けた。彼女のテンションに合わせるように。そして、きっと好きでずっと練習してたであろうダンスの話題を、いかにも楽しそうに。ここでも、tetsuが7をカバーしに入ってきてくれた。kitagawaは彼女達との会話を続けながら、どうやってfbmさんを巻き込もうかを思案していた。そんなことを考えながらも、眼前で和んでいるtetsuと7のことを観察していた。kitagawaは7とtetsuに「思い出」のフックを作ろうと、ケータイのカメラを構えた。二人は寄り添うようにファインダー越しにポーズをとった。しばらく和んだ後、ナンバークローズのハンドサインを出した。放流。

V2TOKYOには「VIPシステム」という裏技(?)がある。数万円の席料を払うと、スタッフが自動的に女の子を運んできてくれる、他のCLUBではあまり類を見ないシステムだ。女子もタダでシャンパンが飲めて、「良い女の証」VIPシートに座れる優越感がある。kitagwaは今までそれを利用したことがなかった。PUAにとって、一箇所にとどまり女子を受動的に待つという行為は、メリットとデメリットを天秤にかけた時にデメリットが先行するのを容易に予測できるからだ。PUAは常に主体的でなければならない。常に、自分で女性を選ぶ。この場合の、全体最適は———。

「fbmさん、VIP取っちゃいますか。」

kitagawaは言った。tetsuもあとに続く。女子の絶対的母数が少なかったので、賭けでもあった。高額になってしまうので、そのコストも庶民のkitagwaにとってはリスクだった。しかし、fbmさんは違った。

「取っちゃいますか。俺払うんで。気にしなくて良いですよ。」

fbmさんが言った。なんとしても、fbmさんのピックアップを成功させなければいけない。kitagawaは本気でそう思った。程よい緊張感が、胸を高揚させた。スタッフに席まで案内してもらい、システムの説明を受ける。ほどなくして、モエシャンと女の子がオートマチックに配送されてきた。7と6。アパレルの二人組だった。小柄で愛嬌のあるYちゃんと、クールでキレイ系なMちゃん。グラスにシャンパンを注ぎ、乾杯。fbmさんを中央に配置し、その両隣を女性で固め、両サイドをkitagawaとtetsuでカバーする。まずは、様子見。状況を観察する。fbmさんが主体的にYちゃんをリードした。Yちゃんは表情豊かで、笑顔にとても愛嬌があった。もう一方のMちゃんとtetsuがしっかりと和んでいるのを確認し、kitagawaはグラスをゆっくりと口へ運んだ。まずは、fbmさんに番ゲをさせる——その想いを喉の奥で反芻した。fbmさんとYちゃんの会話が途切れたのを確認し、kitagawaはゆっくり話し始めた。恋愛遍歴引き出しルーティーン。人生満足66%理論。爆笑。完全にkitagawaの流れを作った。泣いた赤鬼理論でfbmさんへ繋ぐ。fbmさん、YちゃんのLINE IDゲット。

「とりあえず」の通過点を越えたことに少し安堵した。このままこの2人と和み続けるのか?それとも放流して次の配送を待つのか?kitagawaは思考を加速させていた。主体的に動け。Yちゃんとfbmさんをくっつけて写真撮影でフックを作る。今、この場の男女比は3対2だ。kitagawaは一人ダンスフロアに向かった。アパレル女子二人を放流した場合、最短で和める人材を模索するためだ。kitagawaが和んでおけば、fbmさんとtetsuにも紹介しやすくなる。

7と6のペアを発見した。1対2で和み開始。5分程度和んでナンバークローズ。放流。再び捜索を開始するも、フロアにそれらしい女子はほぼ居なくなっていた。

トイレから出てくる8を発見。すかさず声をかける。話が噛み合わない。ネジがぶっとんでるCLUB大好きパーリーピーポー系女子だ。

一人で歩いている7発見。

「シャネル好きなんだ?」

持ち物オープナー。類似性の法則。3分程度和み、ナンバークローズ。

最初に和んだナース2人組発見。ちびっこの4がやたらIOIを示してくる。この子からはVIPにいるときもケータイにkitagawaの所在を確認するLINEが届いていた。長身6の方と和み開始。6ナースに酒が入ってたこともあり、1分くらいでキスの流れに。ビッチ系女子だ。いつものPUAメンバーと一緒なら、十中八九即れるのを予感した。しかし、今夜は違った。tetsuもfbmさんも、目指すゴールは一緒だが、PUAではなかった。そして、この案件にはコンペティターがいた。そこから奪還するには、経験と策が必要だった。そして、そのヴィジョンが二人と共有できないのは明らかだった。失敗はすべてkitagawaの責任だ。思考が準即にシフトしていくのを感じた——。

戦いの後、つるとんたん(六本木にある、うどんが美味しい上品なお店)で打ち上げ。ICレコーダーにとっていた最近のkitagawaのピックアップを肴に、3人で語り合った。

kitagawaは次回二人にリベンジさせることを、そっと胸の中で誓った。きつねのおうどんの出汁が少しだけしょっぱく感じたのは、きっと味付けのせいではないだろう——。


Pick Up レポート@V2TOKYO

声がけ:8件
和み:5件(移行率 62.5%)
番ゲ:5件(移行率 100%)
即:0件(移行率 0%)
準即:結果なし(—)

総評:
平日木曜、天候雨。女子の人数はおおよそ50前後。26時以降、入れ替わりが20〜25%程度ある。目立ったコンペティターはナンパ師風2人組以外無し。女性客層の主だったものはアパレル、ナース、ネイリスト、OL等。スト値分布は6〜7がボリュームゾーン。スト値は依然として相対的に高い(都内最高レベル)。男性客は地蔵が目立つ。VIPではツーブロ黒めなオラオラ系が幅を利かせる。ナンパしている男性もちらほらいるが、和みや動きに洗練された様子はない。渋谷のような強引さ・力強さもほぼ皆無なので、奪還もしやすい。平日で雨の日のV2は母数は少ないが、狙い撃ち・早期ホールドすれば6以上の案件の即も充分狙える。金土夜のような人混みによるストレスも感じない。(金土は24時を過ぎた辺りから男女の人数調整で入場制限がかかり、入店に時間がかかる上、店内は身動きがとれなくなる場合が多い)

以上

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