2015年07月12日 一覧

T2フィールド・レポート

人間は、その人の思考の産物にすぎない。

人は思っている通りになる。

—— ガンジー (インドの政治指導者 / 1869~1948)

 

渋谷T2SHIBUYAフィールド・レポート2015Ver.

□場所 T2SHIBUYA (http://t2-shibuya.com)
□日時 木曜深夜 27時〜28時
□天候 晴

某日、渋谷。

この日は、歴戦の戦友、ハヤトをウイング(ナンパにおける相方の意)に携え、コンビナンパの予定だった。久々に最高のパートナーと共に戦場に狩りに繰り出せることに、kitagawaは胸の高鳴りを覚えていた。互いに本業が忙しく、ようやく予定を調整できたのがこの日だった。

「T2は27時からが熱いんだよね。」

ハヤトが言った。最近のT2は渋谷のクラブにしては珍しく、遅い時間帯に盛り上がりを見せる。彼はそんな情報を仕入れていた。ナンパは情報戦だ。特にコンビナンパは、連れ出しから即にかけての一連の動き、あるいはその思考プロセスをシェアできなければ、成功率は著しく低下する。

「きっと相手はこう考えて、こういう行動をしているんだろうな」という想像力を働かせることなしでは、成功するはずだったものも失敗に終わってしまう。

深夜にハヤトと合流する。kitagawaの自宅。

「おす!」

この言葉を放つと同時に、お互いにうっすらと笑みを浮かべる。これがいつもの私達の挨拶だ。手早く用意を済ませ、ドアのノブを回す。外のじんわりとした空気が、やけに気持ちよかった。

「3時までストろう!」

ハヤトが言った。kitagawaは、すぐにそれを了承した。ピックアップを始める。肩慣らしだ。センター街で7のソロ案件を発見。kitagawaが突撃する。直接法。オープン。番ゲ、ナンクロ。

hubもまわり、対象がいないのを確認する。もう一度駅周辺をパトロール。ストで数件声掛け、番ゲ。そうこうしているうちに、時計の針は2時半を少し回っていた。

「そろそろT2行こう!」

ハヤトが言った。センター街のちとせ会館へ向かう。そこの地下がT2だ。IDチェックを済ませ、ピーピー鳴りまくってもスルーな設置してある意味をあまり感じない金属探知機を通りエントランスを抜けると、ノリノリのEDMが爆音でかかっていた。平日なのに人も多い。中をぐるっと一周しながら、案件を探す。入り口付近のドリンクコーナーに並んでいる6の二人組を発見。まずはここからアップだ。

「何飲むのー?」

kitagawaがオープナーを投げる。ハヤトがすばやくサポートに入る。この一連の動きが、ハヤトは非常に早い。少し和むも、食いつきが弱い。番ゲできず放流。

準則に流れそうな和みを、数件重ねた。即案件が見つからない。

6と7の案件を発見。6の風使い(風俗系で働く女性の隠語。他のキャバなどの水商売と総称して風水師と呼ぶ)と7のキャバ嬢のセットだ。

「今日混んでるね。俺ら今来たとこ。きみは?」

オープン。足が隠されたロングスカート、腕と指のタトゥー。金髪に綺麗に染め上げられた髪。ビビアンのネックレスとバッグ。大量のピアス。彼女の属性は容易に想像できた。

「V系好きでしょ?(笑)」

kitagawaは言った。彼女は一瞬、驚いた表情を見せたが、次の習慣照れたように微笑んだ。

「どうして分かるの?(笑)」

彼女は言った。

「んー、なんとなく。」

kitagawaは答えた。そこからの話は簡単だった。彼女の好きなアーティストで和み、その他の趣味趣向に共感をしていく。自分も楽しんでいる様子で話す。彼女がどんどん引き込まれていくのを感じた。彼女の相方をしっかりとハヤトがおさえている。勝ちを確信した。ナンバークローズし、一旦放流。ここでホールドするのが普通ならセオリーだが、コンペティターから奪還される怖れなど微塵も感じなかった。それくらい彼女とは深く和めていた。

他の案件を探した。バーカウンターで暇そうにしている2人組発見。片方に声をかける。オープン。ハヤトを見失っていたが、構わず1:1での和み開始。地方から出てきた都内の大学生、ダンス部、スト値7。得意なジャンルだった。酒も入っていたため、3分くらい和み、キスをしてナンバークローズ。

「さっきのバンギャ(バンドが好きな女性)の子に見られていたかも」

様子を見ていたハヤトが戻り、kitagawaに言った。kitagawaは別に構わなかった。嫉妬させることは強いIOI、あるいはフックになり得るからだ。オンリーワン中毒(ピックアップ時に、一人の女性しか見えなくなり、失う覚悟が持てないため他に声掛けや和みができなくなってしまう状態)には絶対ならない。kitagawaはクラブナンパの際、いつもそう心に誓っていた。

さっきのバンギャともう一度和み開始。ハヤトにハンドサインを出し、単独で連れ出した。向かう先はもちろんkitagawaの自宅だ。

到着。ノーグダ。

ここでkitagawaは一つのミスをおかした。ハヤトともう一人の子を置き去りにしてしまったことだ。はじめは乱(多人数プレイ)狙いだった。出る際に、二人を見失ってしまっていた。空気を壊さないための会話を続けながら自宅へ到着後、セクをした。しかし、その際にハヤトが相方の女子を連れてkitagawa宅へ到着。友人のセクの声をドアを開ける際に聞いて、引いて帰ってしまったらしい。もちろんこれは結果論でしかないが、自分にもっとすべきことがあったはずだ。kitagawaはそう今回の件で反省した。ナンパはチームプレイだ。

そんな想いを残し、今日も長い夜の幕が下りた———。

 


 

Pick Up レポート@T2SHIBUYA

声がけ:7件
和み:5件(移行率 71.4%)
番ゲ:4件(移行率 80%)
即:1件(移行率 25%)
準即:1件(移行率 25%)

総評:
平日木曜、天候晴れ。女子の人数はおおよそ60〜70前後。27時にはフロアが人で溢れかえっていた。一般的なクラブのピークタイムはおおよそ26時だが、27時前後も流入がある。目立ったコンペティターは特になし。渋谷風のアパレルや、美容師系のイケメンが主な競合。女性客層の主だったものはアパレル、美容部員、美容師、キャバ、ネイリスト等。スト値分布は4〜6がボリュームゾーン。スト値は渋谷では高めな方。高ストがアトムやキャメから移ってきていると推察できる。男性客は単純にお酒を飲んで踊っている人が目立つ。VIPには他のクラブのオーナーや関係者がいる様子。ナンパしている男性もちらほらいるが、和みに渋谷特有の荒さがある。声掛けの母数を増やし、数を狙いに行く作戦が有効。和むスペースは入り口付近のバーカウンター手前がベスト。金土夜は、人混みで暑さが異様。入店には多量の発汗を覚悟しなければならない。

以上