六本木V2TOKYO Vol.2


ぼくたちは本能にしたがって歩くのがいいんだ。

ぼくは磁石なんか信用したことがないね。

磁石は方角にたいする人間の自然な感覚を、くるわせるだけさ

ー スナフキン(ムーミン谷の住人)


六本木V2TOKYOフィールド・レポート2015vol.2

□場所 V2TOKYO (http://www.v2tokyo.com)
□日付 7月18日(土)
□時刻 26時〜29時
□天候 晴れ

7月18日。

この日は、友人の横山と六本木にあるクラブ、V2に行く約束をしていた。kitagawaは職場の飲み会が夜遅くまであったため、合流する頃にはもう日付が変わっていた。深夜の渋谷に集合した後、kitagawaは自宅で準備を整えて2人でタクシー乗り込み六本木へ向かうことにした。時刻はすでに25時を回っていた。

六本木交差点手前のコンビニで車を止めてもらい、リポDで乾杯。kitagawaはこの時点で相当飲んでいたのこと、そして横山が酔っ払って思考停止しないようアルコールの摂取をセーブしていた。

「乾杯。さあ、今日もやっちゃいましょうか。」

kitagawaはいった。さぁ、今夜のゲームも始まりの合図を告げた。

コンビニ前に2人組のセットを発見。すかさず声掛け。スト値5。オープンするも、ウォーミングアップには適切な案件とは言えなかった。kitagawaは顔をちゃんと見ずに声をかけたことを反省した。ほどなくして、コンビニから3人目が出てきた。彼女たちは3人組のセットだった。番ゲせずに放流。

「行こう!」

既に時間もかなり遅くなってしまっていた。足早にV2へ向かう。歩きながら声掛け対象をサージング。居ない。この時間帯はもうどこかの箱に入っており、ストリートには明らかに適していなかった。

V2に到着すると、そこには長蛇の列ができていた。入る時間を逆算した。

「26時30分はきっと回るんじゃないかな…」

横山がつぶやいた。待ち時間が二人の体力とモチベーションを奪う。kitagawaは思った。我々はpick up artistだ。その辺の男たちとは明らかに質が違う。そう心の中で反芻し、自己暗示をかけた。プラシーボ効果。ピックアップに一番大切なのは揺るぎない”自信”だ。そんなことを考えながら、エレベーターは13階へ動き出した。

我々に残された時間はあまりない——とにかく、早い段階で高スト案件をホールドする必要があった。そのことを横山に告げた。横山もそのことを充分に理解していた。7と5のセットを発見。すかさずkitagawaが声をかけた。

「今日めっちゃ混んでるね。俺らいま来たとこ。君は?」

オープンした。横山がカバーに入る。金融系。西東京在住。彼氏は2月くらいから居ない。和み開始。会話をしながら隣を見てみると、横山担当の女子の様子がおかしい。うまく和めていないのか?あるいは——そう思っていた矢先、5が7の手を引いて奥のダンスフロアに向かって歩き出した。

「ちょっと待って!」

kitagawaは7の腕を掴みながら言った。

「ごめん、友達が向こうに行っちゃうから…」

彼女は少し戸惑った様子で、そうkitagawaに言った。次回飲む約束をしてナンバークローズ。こんなんじゃダメだ。もっとスピーディーに。もっと深く和まなければ。女性を魅了するためにここに来たんだ。そう自分に言い聞かせた。

「酒飲もう!」

kitagawaは横山を一瞥し、言った。横山は笑顔で了承した。二人でバーカウンターに向かい、レッドブルウォッカを注文する。本日、二度目の乾杯だ。レッドブルウォッカを片手に、再びサージング開始。ペア案件が居ない。どこだ?この時間のV2は、スト高がどんどんVIPに吸い込まれていく。辺りを見回した。ダンスフロア手前で、8の案件を発見。しかし、ペアでなく一人だった。kitagawaは迷わず声をかけた。

「どうしたの?友達探してるの?」

kitagawaの問いかけに対し、彼女は微笑みと困惑が混在した複雑な表情を示した。

「てかめちゃくちゃ肌綺麗だね。顕微鏡でも毛穴見えないよきっと。」

kitagawaは続けた。

「なにそれ(笑)面白いね、君。」

オープン。彼氏何人いるのルーティーンからの恋愛遍歴引き出しルーティーン。一人で和んでて、横山に申し訳ないと思った。しかしPUAは常に主体的でいなければならない。

彼女は実家暮らしで新宿でアパレルをしていた。髪の毛から指先のネイルまで、完璧に作られていた。スト値8。彼女とは音楽の趣味もあった。kitagawaは純粋に彼女との会話を楽しんだ。今日(日曜)の夕方会う約束をしてナンバークローズ。だいぶ時間を使ってしまった。トイレに行くことを告げて放流した。

「だいぶ和んでたね。IOI半端なかったんじゃない?」

横山がkitagawaを見つけて、そう言った。kitagawaは、彼女のIOIにも似た反応に対し、いささか違和感を覚えていた。ただ、違和感の正体がなんなのか、この時点では上手くつかめてなかった。

しばらく、声掛けをするもオープンせず。厳しい時間帯だった。ダンスフロアの端で、柵に寄りかかっている6と7のセット発見。すぐさま声をかける。オープンした。横山がサポートする。7は池袋でアパレルをしている。今年、大阪から東京にでてきたばかり。姉と二人暮らし。しばらく和むも、即案件ではない。放流した。

時計の針はすでに28時を回っていた。横山と相談をし、V2を後にすることにした。ストに切り替える。アマンド周辺でピックアップ。オープンせず。タクシーを拾い、渋谷に向かうことにした。

明け方の渋谷で声がけを繰り返す。あくまで即に拘りたかったし、それは達成できると思った。文化村通りを二人で歩いた。横山がクラブではメンタルブロックがかかり、あまり積極的に声掛けできなかったことを漏らした。まあ、そんな日もあると思った。スト師は本来ストリートでこそ、その真価を発揮できる。本当にそう思っていたし、純粋に横山のことはrespectしていたからだ。

この日は、久々の0即に終わってしまった。自分の不甲斐なさを反省した。


Pick Up レポート@V2TOKYO

声がけ:23件
和み:6件(移行率 26.08%)
番ゲ:5件(移行率 83.33%)
即:0件(移行率 0%)
準即:1件(移行率 20%)※新宿アパレル8

総評:
7月18日土曜、天候は晴れ。平日で天候が雨の日とはかなり違った様相を呈している。女子の人数はフロアをざっと見渡す限りおおよそ110名前後。閉店までに入れ替わりが30〜40%程度は少なくてもある。女性客層の主だったものはアパレル、保育士、ナース、OL等。スト値分布は6がボリュームゾーン。依然として相対的に高スト案件が多い(都内最高レベル)。底ストは相手にされないため自然淘汰されていく様子が垣間見える。男性客は学生、イケイケのサラリーマンが多い。ステータス詳細は不明。

ナンパは渋谷のような強引さ・力強さはあまり見られない。小慣れた感じのリーマンナンパ師が主なコンペティターになり得る。25時前後からの入場制限がかかると、高スト案件を早期にホールドしにくくなるため、その前に入場することが望ましい。

以上

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