V2 TOKYOコンビナンパ記録 上巻 〜地下鉄ホームにて〜

人間の美徳はすべてその実践と経験によっておのずと増え、強まるのである。

- ソクラテス


9月某日、渋谷———。

この日は、前日に月20即を超え、残り数日であといくつ伸ばせるかを思案していた。kitagawaは単純な量にはあまりこだわってはいなかった。量と質は掛け算であり、より質の高いピックアップを数こなしていくことにより、テクニックが洗練されていく。そして、その積が経験値となり、独自性の高いオーラを創り上げる———そう信じていた。

数週間振りに、ハヤトとのコンビナンパの約束があった。2人はその戦場に、お馴染み”V2TOKYO”を選んだ。


V2TOKYO

http://www.v2tokyo.com

Concept

V² = V×V = VERTEX × VERTEX = 最上×最上 = この上ないものを目指す意味V²は、東京の中心地、日本の中心地と言っても過言ではない六本木から、世界に向けて文化を発信していきます。「世界のセレブリティの支持を得ながらTokyoを最上にすること」これがV²の課せられた使命であり、日本が世界から遅れることのないように六本木ロアビルの最上階に輝き続けます。

東京が一望出来る夜景と共に楽しめるお料理・お酒だけではなく、V²でしか味わえない空間がそこにはある…。世界と日本の文化を融合した、未だかつてない新しいエンターテインメントを私たちは常に最先端で追い続けます。

(公式HPより抜粋)


kitagawaの仕事後、いつものようにkitagawa邸に集合した。時計の針は既に22時を回っていた。準備を整え、エナジードリンクで翼を授かる。”今夜起こること”を想像し、ドアをあけた。ほんの少し、胸の高鳴りを感じた。隣をみると、ハヤトも不敵な笑みを浮かべていた。

服を着替え、髪をセットすると、すべての時間がピックアップの機会に感じられる。移動中、すれ違う女性すべてがその対象であるかのように。

「もう勝負は始まってるよ。」

どちらともなく、そんな言葉を放った。ハヤトとコンビを組んで数年が経つが、意思の疎通が非常に高い次元で行われていた。アイコンタクトでの無音会話や、言葉に隠された裏側までほぼ正確に読み取れていたのだ。

ナンパは常に主体的でなければいけない。それぞれが主体性を持ちながらも、尊重しあいゴールを目指せる、そんなウィングがいることをkitagawaは誇りに思っていた。

———そんなことを考えながら、代々木経由の終電で六本木まで向かった。

「ごめん、ちょっとお金を下ろしてくる。」

ハヤトはそう言いながら代々木駅の改札を出ると、足早にコンビニを探しにいってしまった。kitagawaは、先に大江戸線のホームまで降りてサージングをしようと思った。時間は有限である。1秒も無駄にしている暇はない。長い階段を下ると、眼前に縦長のホームが横たわっていた。

端から端まで、歩いてサージング。案件を3件発見。2組のコンビと、ソロ案件が1人。迷わずソロ案件に声掛け。


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スト値8。清楚系。静岡出身のOL。次回ご飯を一緒に食べる約束をし、番ゲしてナンバークローズ。

「さっきの子かわいかったね。」

ハヤトが言った。たしかに、彼女はあまりお目にかかれないタイプの案件だった。人生は本当に一期一会だと思う。普通に生きてたら、果たしてあんな子に何人出会えるのだろうか。

そんなことを考えながら、夜の六本木———ロアビルを目指し、kitagawaとハヤトは歩き出した。

なんだか今夜は、楽しい夜になりそうだ。

続く。


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