ナンパとピックアップとハロウィン⑦ 〜苦しみさえ、愛した男〜

あなたの苦しみを愛しなさい。それに抵抗しないこと、それから逃げないこと。苦しいのは、あなたが逃げているからです。それだけです。

ー ヘルマン・ヘッセ(小説家)


本日のエントリーはシリーズ物になります。

※第1部 ①〜③

ナンパとピックアップとハロウィン① 〜医師会からの呼び声〜

ナンパとピックアップとハロウィン② 〜オープンが止まらない〜

ナンパとピックアップとハロウィン③ 〜ロスカット&種まき〜

※第2部 ④〜⑤

ナンパとピックアップとハロウィン④ 〜テツと1アップきのこ〜

ピックアップとハロウィン⑤ 〜おかえりなさいませ、ご主人様〜

そして、第3部が今、静かにその幕を上げる———。

ナンパとピックアップとハロウィン⑥ 〜毒リンゴを食べたのは?〜

怒涛の最終章!!果たしてkitagawaの身に何が起きたのか…!?


その日は、ハロウィン当日だった。本業の仕事を手早く済ませ、帰宅の準備を進めていた矢先、一通のメッセージが”かしこいお猿さんの会”のグループ・チャットに上げられた。

それは小山からだった。内容は、「渋谷の今の状況について」の画像だった。飛び込んできた画面を見た瞬間、自分の目を疑った。そこにはハチ公出口から連綿とつらなる人混みの様子がまざまざと写っていた。まるで真っ白なキャンバスに真っ黒な絵の具をこぼしたみたいに。

予定より早く職場を出たkitagawaは、意気揚々と電車で渋谷駅へと向かった。目的地へ降り立ったkitagawaは、すぐさま異常なまでの人混みに飲み込まれていた。いつもなら5分程度で帰れる道程を、家に着く頃には40分ほど時計の針が進んでいた。

家に着くと、どっと疲れが出た。喉の奥が、腫れている感覚に襲われた。そして、強い頭痛を感じていた。そんな中、目的を遂行するために出掛ける準備をしていると、ふいにチャイムが鳴った。高橋だった。今のkitagawaの現状を説明した。もちろん、高橋から返って来る言葉は決まっていたし、予測できた。

しかし、どんな状況下であれ、そのときのベスト——ではなくとも、よりベターなパフォーマンスを発揮するのがプロだ。そんなPick Up Artistとしての誇りみたいなものが、kitagawaの身体中に苔のようにこびりついていた。死ぬこと以外、リスクじゃない。本気でそう思っていた。そして、純粋に仲間たちとピックアップするのを楽しみたかった。

そんなことを考えながら準備を進めていると、続けて小山もkitagawa邸に到着した。彼は、体調があまり芳しくないkitagawaを気遣い、薬を買ってきてくれた。ありがたく頂戴し、一気に飲み干す。心なしか、元気が出た気がした。

さあ、ハロウィン期間8即、およびLHPTをはじめとした理論検証という目的達成に向けて、最後の出発をするときがきた。

街は凄まじい人だった。8、9がゴロゴロいる。こんな良環境はほぼありえないだろう。問題はスト高とどう和むか、どうフックを持つか、それだけだった。いくら番ゲしても、返信がなければ意味がない。

数件番ゲを重ねた。そのとき、凄まじい悪寒がkitagawaの身体を襲った。自分ではコントロールできなくなっていた。一旦、家に引き返すことにした。高橋がコンビニのクラムチャウダーを差し入れてくれた。心から温まった。kitagawaに残された道は一つだった。

ブーメラン。(番ゲしたあとにメッセージを送り、すぐ返信がきて会うこと)それしかなかった。

途中、テツが合流していたため、3人でのピックアップだった。3人でのナンパは効率があまり良くない。kitagawaがここで離脱するのは全体最適だった。

連日のピックアップから、即日見込み案件は3件持っていた。ホテル勤務7、保育士7、スナック6だ。

高橋とテツがkitagawa邸からclub atomへ向かった。程なくしてホテル勤務7の彼女から、近くのコンビニまで来た、とのLINEメッセージが入った。ベッドに横たわっている重たい身体をどうにか動かし、手早く用意を済ませた。彼女とコンビニ前で合流した。

「あれ?今日はコスプレしてないんだね?」

会うなり、彼女が笑いながら聞いた。

「そうだね。それはキミもじゃん。」

kitagawaは笑顔で答えた。

「いや、寒かったから。」

彼女は少し照れながら、セーターの袖に手を忍ばせた。危険を察知した亀の首みたいに。

kitagawaは笑顔で彼女の荷物を一つ片方の手で持ち、もう片方の手で、彼女の空いた手を握った。

「寒いね。」

笑顔で、彼女に言った。

「そうだね。」

彼女も笑顔でそう言い返すと、kitagawaの手をぎゅっと握り返した。他愛もない世間話を2、3言交わすと、2人は既にマンションの前に居た。ノーグダでイン。

2015-11-01 13.34.19

シャンパン・セレブレーションからのギラ。形式グダ焼き魚

コミットまであと1。このままで終われるはずがない。

ー続くー


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