V2ナンパ フィールドレポートwithテツ 〜帰って来たスピードスター〜

人間が不幸なのは、自分が幸福であることを知らないからだ。ただそれだけの理由なのだ。

Man is unhappy because he doesn’t know he’s happy. It’s only that.

ー ドストエフスキー(小説家)


こちらは、以下エントリーの続編になります。

V2ナンパ フィールドレポートwithテツ 〜冬の香りがする頃に〜

V2ナンパ フィールドレポートwithテツ 〜新宿の甘い罠〜

V2ナンパ フィールドレポートwithテツ 〜欲しがりません、勝つまでは〜

よろしければ、そちらを先にご覧下さい。


女子を見送り、早朝の渋谷へ戦場を変えようとしているkitagawaとテツ。

山手線のホームで、今日の反省会をした。テツにもなんらかの気付きがあったようだ。このまま何度か持ち帰っていけば、彼のテクニックも洗練されていくだろう。クラブナンパにおいても、彼を一流のプレーヤーに育てたいと思った。

そんなことを考えながら、早朝の山手線に乗った。手前の列に、横並びで数席空いており、テツはそこに腰掛け、kitagawaを隣へ促した。奥の列には、ちょうど女性の隣が一つだけ空いていた。kitagawaはそこに座ることにした。

「そのiPhoneケース、シャネル?俺も好きなんだよね。」

笑顔で話しかけた。kitagawaもシャネルを身に付けていたので、それを指差しながら彼女の目を見た。

「ほんとだ。」

彼女は笑いながらそう言った。オープン。そのまま、スモールトークを続ける。彼女は、池袋でのサークルの飲み会帰りで、それは先輩の送別会でもあったという。アイボリーのニットワンピに黒っぽいカーディガンを羽織っていた彼女は、グラマーな体型だった。スト値7。話の流れで彼女の最寄が三軒茶屋ということが分かり、渋谷で乗り換えることは分かっていた。

同様に、kitagawaも渋谷で降りた。そのまま、飲みを打診しながら、さりげなく彼女と腕を組んだ。一杯だけ飲もう。もう少しだけ話して、そうしたら駅までまた必ず送っていく。大丈夫。

そんな話をしながら、そのまま腕を組み続けた。何気ないスモールトークを繰り返し、少しずつ自己開示をしていった。

「こっちに飲む場所ないでしょ?」

彼女は怪訝そうに尋ねた。その度に、kitagawaは大丈夫、ある、と彼女をなだめた。程なくして、マンションの前に到着した。彼女は驚いた様子だった。と同時に、グダが発生。これは想定の範囲内だった。

大丈夫、一杯だけ。そうしたら、必ず駅まで送り届ける。疲れたでしょ?俺も疲れてる。だから、少しだけ休もうよ。大丈夫だよ。一杯だけだから。

自信満々な態度で、彼女を説得した。パーカー理論にはなっていない。雰囲気と自信満々な態度で持っていくkitagawaの十八番でもあり、真骨頂でもあった。

解放。インマイハウス。シャンパン・セレブレーション焼き魚理論。グダ。ロマンティック・エスカレーション。キスをしにいくと見せかけてしない。は?自意識過剰?とネグる。どっちがヒエラルキーの上部に存在し、どちらが正しいか示す必要があった。

彼女がセクを拒否する行動はある意味正しい。女性としての価値を高める結果に繋がるからだ。ただ、kitagawaも限りなく正しい。セクを欲するそれは、生物として存在し得る根幹でもあり、人としての三大欲の一つでもある。ルーティーン”スリー・グレイト・デザイアー”。

解放。。出会ってから20分程度で家に入り、すべては1時間程度の出来事だった。

そのまま少しだけ仮眠をとった。目覚めると、彼女はベッドの端に座り、ぼーっとしながら部屋の宙空をただ眺めていた。

2015-11-22 10.12.12

ナンパをしない人が不可能だと思っている大抵のことは、ナンパで実現可能だという事実を、多くのAFC(Average Frustrated Chump:平均的欲求不満男)はあるいは知らないのかも知れない———。

ーENDー


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