2015年12月11日 一覧

ナンパ定例会with小山 西麻布ミューズ編2nd① 〜階段の先に〜

One that would have the fruit must climb the tree.

果実を手に入れたい者は、木に登らなければならない。

ー トーマス・フラー(歴史家)


とある週末——。

外を歩くと感じる寒さも一際身にしみる、師走の夜のできごとだった。

先週に引き続き、ミューズの攻略活動に乗り出しすことを思案していた小山とkitagawa。小山はミューズの可能性を高く評価していた。

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(出典:naverまとめ

MUSE 20th Anniversary おかげさまで西麻布MUSEは20周年 MUSE=「音楽と芸術の女神」をコンセプトに いままでにない社交場の空間デザインを破壊と創造をくり返しながら、みんなでお店をつくり進化してきました。 皆様に支えられ20年の節目の日を迎えることができることを嬉しく思います。 

ー muse公式HPより http://muse-web.com

kitagawaは、小山とミューズを攻略すること自体は吝かではなかった。しかし、その可能性には幾許かの疑念を抱いていた。「V2で良くね?」と言ってしまうのは簡単なことだったが、それをすることは自分自身に負けた気がして嫌だった。

変化することは怖い。それは多かれ少なかれ、誰しもが持つ感情だ。安定していた今までの環境を捨て去り、新しい空間に飛び込む。これは安定を求める日本人気質を多く持つ者にとって、大変体力を使う作業である。

新しいことは好きだったが、結果が出ないことは何よりも嫌いだった。勿論、口には出さないのだが、そんな小さな葛藤があった。しかし、どんなときにも結果は付いてくる。そしてそれは、多大なるファイナンシャル・リソースやタイムリソースを投下してしまったナンパ師にとって、時としてあまりに無情だ。

即を求める姿勢はどんな時も崩さないのがkitagawaのスタンスだが、即をすることの意味は多分一般的なそれとは大きく異なっているのだと思う。

即をすることの意味。

承認欲求?自己実現?ピックアップ・アイデンティティーの確立?あるいは、単なる性欲の処理?

それらはkitagawaにとってどれも正解だったし、また、同時に不正解でもあった。本質的に求めているものは、もっと至ってシンプルだ。

「セックスの向こう側を見たい。」

その理念は、きっと他者に容易に理解されることはないし、また、理解されようとも思わない。そして、決まってこのワードだけ聞かせると、解釈は人それぞれ異なった。”向こう側の世界”というのはファジーで曖昧な定義で良いのだ。たとえkitagawaの脳味噌を切り開いたとしても、答えには辿り着けない。答えはそれぞれが持ってくれれば良いし、それぞれの解釈を聞くのもkitagawaにとって楽しい時間の一つだった。

そんなことを漠然と考えながら、小山とタクシーに乗り込んでいた。

「西麻布交差点までお願いします。」

そうタクシーの運転手に告げ、返信が滞っているLINEのメッセージを読み返しながら、直近の過去を振り返っていた。

タクシーを拾うまでの道中、ドンキ前などで数件アプローチをして小山がLゲをしていた。しかし、興味が湧く対象ではなかったため、結果として最低限のサポートをしつつkitagawaはそれを見守る形をとった。

部屋の扉を開けてからずっと、セックスの向こう側のこと、そして、今夜のミューズのことをぼんやりと考えていた。

程なくしてタクシーは西麻布交差点に着いた。前回の要領で手荷物をロッカーにしまい、セキュリティーにIDを見せ、地下への階段を下る。小山とここで固い握手をした。

「さあ、今夜もいっちゃいましょう!」

kitagawaは小山の背中越しにそう言った。カツンカツンとローファーの音が鳴り響いた。階段脇にある鏡に映る自分と目が合った。

天国への階段になるのか、あるいは———。

ー続くー


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