夏の呼び声 vol.1

乗りかけた船には、ためらわず乗ってしまえ。

— ツルゲーネフ(小説家)

 

 

Chapter 1. リアリティ

 

6月某日、渋谷—。

 

 

 

 

少し汗ばんだ頬を、夜風が優しく撫でた。この日、kitagawaはある女性と待ち合わせしていた。kitagawaは彼女の顔を満足に覚えていなかった。というのも、ほんの少しの会話で彼女と連絡先を交換してしまったためだ。(俗に言う、『ナンパ師あるある』だ。)かすかな記憶と、LINEの「〇〇六本木IT7」だけが頼りだった。(〇〇には彼女の本名が入っている。本編では仮名『美嘉』とする。)

 

最近、よく「仕上げる」という言葉を耳にする。これは会話やLINEなどでのメッセージのやり取りにおいて、会った際にセックスできる、あるいはそれに近い状態にする、ということを指していた。

 

kitagawaは仕上げない。何故ならば、会ってからの信頼関係の構築を楽しみたいからだ。確かに、Lゲしてからのメッセージのやり取りや通話をすることは即までの確率を上げられる。そして、そのやり取り事態が即までのプロセスにおいて、マイナスになる場合は少ない。

 

しかし、kitagawaはLゲ後に積極的に「仕上げる」という作業をすることはない。

 

 

全ては「リアリティ」の中にある。LINEの中で肉体関係は結べない。「会うこと」でしか、彼女のリアルな感情の移り変わりを肌で感じることはできないのだ。そして「リアリティ」の中で得た全ての経験が、自らの血肉となる。

 

だからkitagawaは、連絡先の交換後、即座にアポを取ってリアルの中に彼女を放り込むのだ。膨大な量の経験が、全ての流れを洗練させる。洗練させるとは、余計なものを剥ぎ取る、ということではない。男性が主に「余計」と感じているものの中にこそ、女性の興味・関心がある場合が多い。例えば、恋愛の話だってそうだ。それらを剥ぎ取ろうとしてはいけない。また、セックスではなく、彼女自身に興味を持たなくてはダメだ。

 

肉体関係を結ぶことはゴールかもしれないが、彼女自身の生きてきた軌跡にまるで興味がなければ、本当の意味で彼女と「和む」ことはできない。全ては興味を持つことから始まるのだ。

 

繰り返し同じ行動をしていると、ある日それが「習慣」となる。例えば、歯を磨くことだってそうだ。習慣化すると「やっていないことが気持ち悪い」という感情さえ生まれることもある。そして、「仕上げる」という作業の中で、本来経験できるはずだった「リアル」が奪われることもある。経験値が1減るのだ。この積み重ねは非常に大きい。塵積山成理論。

つまり、仕上げないことは「リアル」での経験値の差異を生み、その経験値の積み重ねが習慣化すると無意識に行動ができるようになる。無意識下でを生めるようになる、ということだ。

 

そんなことを漠然と考えながら、美嘉との待ち合わせ場所に向かった。

 

 

「お待たせー。」

 

彼女はベージュのワンピースをベルトでしぼり、いかにもお洒落なOL風な格好でkitagawaを待っていた。

 

—続く—

 


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