夏の呼び声 vol.2

本日のエントリーは前回の

夏の呼び声 vol.1

こちらの続編となります。

よろしければそちらからまずはご覧頂ければ幸いです。


乗りかけた船には、ためらわず乗ってしまえ。

— ツルゲーネフ(小説家)

 

 

Chapter 2. 小さな花火大会

「ごめん、待たせちゃったね。」

 

 

kitagawaは少し申し訳なさそうにしながら、美嘉を向かうべき場所へと促した。どうでもいい話をしているように見せかけて、見えない蜘蛛の巣に誘導する。

 

「今日の昼間さ、湘南でサーフィンしてたんだけど、その時の花火が余っててさ。よかったらやらない?」

 

 kitagawaは笑いながら言った。そういうと、右手でクラッチバッグの中をゴソゴソと漁り、線香花火の袋を出して見せた。美嘉はそれを見ると嬉しそうに微笑んだ。

 

「この近くに公園があるから、そこに行こう。あ、そこにコンビニあるからさ、そこで適当に飲み物買って、そこに燃えカスを捨てるようにしよう。」

 

kitagawaは事前に綿密な計算をしていた。彼女の住んでいる場所から、終電の時間を割り出す。スモールトークを織り交ぜながらコンビニで酒を2本購入し、目的の公園への道を着々と進む。彼女からは警戒心が消えているように見えた。

 

人通りがだんだん少なくなる。彼女の持っているバッグをネタに彼女を弄った。弄りへの反応から、コントロールできそうな雰囲気がした。

 

公園に到着すると、怪しげなスーツを着た男が二人、トイレの周辺をウロウロしていた。なるべく遠いところを通り、ブランコへ腰掛ける。

 

「なんかいいね、こういうの。」

 

kitagawaは微笑みながら言った。頭の中ではZONEのsecret baseが流れている。少し口ずさむと、彼女もそれに乗ってきた。お酒の瓶が程よく空いたので、ブランコを降りて公園のさらに奥を目指して歩く。

ベンチの影になっている部分に瓶を置いた。

 

「じゃあ、燃えカスをここに捨てよう。」

 

そう言いながら、目の前のベンチに持っていたクラッチバッグをおくと、彼女も持っていたバッグを置いた。ノーブランドだろうか。kitagawaはそれを見たことがなかった。まだまだ自分も勉強不足だなと思った。

 

 

花火大会が始まった。

 

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膝下の小さな空間で、パチパチと赤い火花が弾ける。少しだけ、ノスタルジックな気持ちになる。あるいは、彼女も同じ気持ちになっていたのだろうか。

 

—続く—

 


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