ナンパとピックアップと君の名は Vol.1

黄金パターンは
黄金パターンであっても、
それを活き活きと
できるかどうかなんですよ。

男と女がいて恋をするなんていうのは、
もう大昔から
いくらでもやられてることでね、
みんなすっかり
見飽きたパターンですよ。

それでも、やっぱり説得力を持ってて
感動できる恋物語と、
そんなもん勝手にすればっていう 恋物語ができてしまう。

それは作る側が、
その恋という問題に対して、
毎度おなじみだけど、
どれほど真摯になれるかどうかでしょう。

だから、僕は
パターン化することについては
全然恐れていません。

— 宮崎駿(映画監督)

Chapter 1 運命を結びって呼ぶんやさ

「私、あなたのしゃべり方すごく好きよ。綺麗に土壁を塗っているみたいで。」

或る小説の一節を思い出した。彼女はとても知的だった。彼女が紡ぎ出す言葉の節々から、育ちの良さすら感じられた。彼女は黒いシンプルなタイトスカートの腰にベージュのニットのトップスを丁寧に入れ込み、臙脂色の—まるで女優のような—帽子を被っていた。華奢な肩を、ゴツゴツとしたレザーのジャケットがどっしりと覆っている。うっすらと塗られた口紅が、口元で艶やかに光っている。まだ冬と呼ぶには早く、秋というには些か風が冷たい、そんな日だった。

少し前に時計を戻す。その日のkitagawaは珍しく疲弊していた。平日の仕事後、いつもとは違う土地でピックアップをしていたのだ。案件の母数自体も少なく、声掛けを繰り返すも中々連れ出せずに時間だけがいたずらに過ぎていた。

彼女は舞い散る落ち葉のように、不意に目の前に現れた。声をかけよう。瞬間的にそう思った。彼女は森ビルの方へ向かって歩いていた。

thumb5

「すみません!」

kitagawaは深呼吸をして、緩やかに声をかけた。彼女は歩きながらこちらにチラっと目をやった。街路樹がまるで世界についた目盛りみたいに、二人の距離を測っていた。

「以前どこかでお会いしたことありませんか?人違いだったら、すみません。」

運命系人違いオープナー。

「無いです(笑)なんですか?ナンパですか?」

彼女は笑いながら歩いていた。彼女は笑いながらも会話は常に理路整然としていた。kitagawaはナンパではないことを必死に説明した。彼女は相変わらず笑っていた。際限なく水が噴き出す噴水のように、彼女からは笑みがこぼれ続けた。

「フィーリング」というものについて今まであまり深く考えたことはなかったが、きっとそれが彼女とは合っているんだろう。ジグソーパズルのピースがぴたりと気持ち良くはまるみたいに。

彼女は明日の仕事が休みなため、これから一人で映画を見に行く途中だった。

「まさか君の名は?だとしたら、俺もめちゃくちゃ見たいと思ってました。友達が3回泣いたって言ってた(笑)」

kitagawaも笑いながら言った。

「そうなの!周りが面白いって言うけど、中々見に行くタイミングが無くて。てか、お兄さんどこまでついてくるんですか(笑)

PUAは質問には答えない。彼女は本気で嫌がっていないことは経験上見て取れた。きっと、kitagawaのことは道中のちょっとした話し相手程度に思っているのだろう。ごまかしながら彼女とそのまま世間話を続け、六本木ヒルズにある映画館に向かって歩いた。

映画館に着くと、ちょうど良い時間の映画が既に始まっていた。そして、掲示板を見ると次の上映までにはかなりの時間があった。彼女はとても残念そうな顔をしていた。まるで応援していたチームが負けてしまったサポーターのように。kitagawaは携帯電話を取り出し、急いで映画情報を調べた。奇跡的に、新宿でちょうど良い時間に上映があった。すぐさまタクシーに飛び乗れば間に合う。

「ちょっとこれ見て!!」

kitagawaは上映時間の携帯画面を彼女に見せた。

「え、まさか。でも、間に合う、、、?(笑)」

彼女は揺らめいていた。まるで、捕まえようとすると手のひらをするりとすり抜けてしまう木の葉のように——。

— 続く —


 【LINE@で即報やお得ナンパ情報を配信、ブログ記事はメルマガにて先行配信中!】

ブログではすぐにお見せできない限定記事や、実際にセクまで到達した女性のリアルタイム写メ等も先行配信しております。よろしければこの機会にぜひご登録ください。

友だち追加数   0f4ed1156621fccf61cdb81f759335c9

※上記ボタンワンクリックで簡単に友だち登録頂けます。また、ワンクリックでいつでも解除できます。

応援頂ければkitagawaの目標達成および、新ルーティーン構築のモチベに繋がります。よろしくお願いします。


コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です