クリスマス・プレゼント vol.1

その日、ひょっとしたら、

運命の人と出会えるかもしれないじゃない。

その運命のためにも、

できるだけかわいくあるべきだわ。

- ココ・シャネル(デザイナー)

 

Chapter 1 中神と呼ばれた男

 

2016年、12月のとある週末———。

 

その日、kitagawaはいつものように渋谷の街に居た。

 

「どこか行こう。どこ行く?」

 

そんなやり取りを、仕事の合間にkitagawaとしていた人物がいた。彼は「中神」と名乗っていた。それは日は照っているが、風が冷たい日だった。休憩中に昼食をコンビニで簡単に済まそうとしている最中、彼から折り返しの電話が着信し、その日の夜の予定を詰めた。

kitagawaは中神に対して、なんとも言い難い感情を持っていた。というのも、彼とkitagawaの間には、以前こんなエピソードがあったからだ。

遡ること数ヶ月前。彼には、長いこと付き合っていた彼女がいた。彼は、とてもナンパに対して熱心でナンパと真摯に向き合っており、ことあるごとにkitagawaに教えを乞いた。kitagawaは積極的に質問に来る彼が好きだった。訝しげに質問を繰り返す彼は、非常に論理的にkitagawaの教えを紐解いていった。

そんな努力の甲斐もあってか、彼はその頭角をメキメキと現していった。そして、気づいたときには月数十即を達成するにまで至っていた。そんなさ中、彼はナンパで知り合った一人の女性に、物凄い勢いでハマりだしたのだ。もう、週8で一緒にいるのではないか、というくらいに。「中神」という人物が本質的に非常にピュアで真面目だということを、このとき改めて感じた。

 

日々のピックアップ、週8の女性、そして彼女———。

 

彼の日常が狂い出したのは、その辺りからだった。長きに渡る交際をしていた彼女に、様々なことが露呈してしまったのだ。kitagawaはそのことにとても責任を感じていた。

「ピックアップ・マシーンkitagawaに会わなければ・・・あるいはナンパを習わなければ・・・彼はもっと平穏な暮らしを送っていたのではないだろうか。」

妙な気持ちとともに、指導者としてのそんな葛藤があった。kitagawaはkitagawa’s garageというナンパコミュニティを主催している。そこでは日々の活動レポートやノウハウのやり取りがなされているのだ。そこでの活動を経て、念願の彼女を見つけ、卒業をしていった仲間もいた。

 

彼は———中神は、どうだろうか。彼は果たして幸せなのだろうか。

 

kitagawaは彼のその現状を知り、彼に幸せな日々を過ごして欲しいと純粋に思った。幸運なことに、中神は今、出撃することにとても積極的だった。連日garageの誰かを誘っては、を生み出している。kitagawaも空いている時は積極的に手伝おうと思った。勿論、kitagawaが手伝うのは即を量産することではなく、「彼女作り」だ。即のための即では、どうしたって永続的な幸せは来やしない。精子が放出される一瞬の間だけ、束の間の快楽が訪れるに過ぎない。

 

そんな中神との不思議な間柄で生まれた妙な連帯感の中、kitagawaは今夜の狩場を渋谷のcamelotに指定していた。

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都内屈指の動員数を誇る渋谷・CLUB camelot(クラブ キャメロット)。大人達の新たな楽園・理想郷をテーマに3つのクラブフロアとレストランを併設した合計300坪の大型複合エンターテイメントスペース。

— オフィシャルwebサイトより

 

リニューアルされたと噂は聞いていたが、実際に足を運ぶのは久しぶりだった。atomとは違う、少しだけ落ち着いた客層だが、T2が閉まっている今、渋谷においてはピックアップのフィールドとして選択する価値のあるクラブの一つだ。

 

ナンパは、予想できないことが起こるから楽しいものだ。今夜、また新たなゲームが始まる。そんなことを考えながら、中神の到着を待った。北風が、ベランダのガラスをカタカタと揺らしていた。

 

— 続く —


 

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