松岡という男 vol.3 〜何を夢見てここまで歩いたの?〜

本日のエントリーは前回の

松岡という男 vol.1 〜oh my friend〜

松岡という男 vol.2 〜僕らの青い夜が明けていく〜

こちらの続編になります。よろしければそちらから御覧下さい。


扉に変わるかも知れないという、

勝手な希望にとらわれて、

壁をたたき続けてはいけないわ。

- ココ・シャネル(デザイナー)

 


道中、人影はまばらだった。少ない案件の中から、持ち帰る対象を模索する。松岡と談笑しながらも、すれ違う女性のことは何気なく観察していた。それは彼———松岡も同じだった。松岡はアイディアマンだった。ときには普通の男性がチョイスしないような小物を用いたりして、周囲を驚かせた。そして、その甘いマスクからは想像もつかない、主体的かつことば巧みに女性を誘導する技術は、はたから見ていても感心するばかりだった。彼だから成り立つ、そんな技術もしばしば目に付いた。

程なくして、一行はセンター街のとあるファスト・フード店にいた。コーヒーのショートサイズを注文し、階段のところにいる警備員に会釈をして二階へ移動する。店内をぐるりと見渡した。一応、ここにも PU の対象がいないか確認するためだ。しかし、残念ながら声がけ対象となる女性はいなかった。ただ、それがメインでここに立ち寄った訳ではなかったので、あまり気にすることでもなかった。そんなことを考えながら、広いスペースのソファ席に二人で腰を下ろした。

一息つくと、松岡がおもむろに口を開いた。

 

「最近どうですか?」

 

kitagawaはニヤっと笑った。松岡の柔らかいその言葉には、仕事や私生活、そしてピックアップなど様々なファクターを包含することをkitagawaは知っていた。純粋に彼と語りたいと思った。堰き止められたダムが決壊したように、言葉が溢れ出た。

いろいろな話をした。kitagawaと松岡の距離は、去年のPUバトル(ナンパ師vs恋愛工学生)で急速に縮まったのだが、当時はお互いのことはそれほど知らずにいた。今では互いの家を行き来する仲にまでなったことをkitagawaは嬉しく思っていた。ストから持ち帰った六本木のキャバ嬢や、クラブでPUした元ミスユニバース沖縄の子の話。話題は尽きなかった。

ふと時計を見ると、すでに4時を回っていた。

「そろそろ行きましょうか。」

kitagawaは笑顔で席を立ち、松岡も笑顔で頷いた。飲んでいたものをゴミ箱へガチャンと捨てると、それが静かな店内に響いた。階段をカツカツと歩く。疲れはもう、無い。意気揚々とatom方面へ向かう。勿論、 atom坂4step理論 を展開するためだ。

高鳴る胸の鼓動を抑え、とにかく案件に声をかけまくる。

 

1件目。

「お疲れ様〜。いやー今日も疲れたね。」

オープンするも、誘導はできない。2件目、3件目、ガンシカに近い状態が続く。4件目。

 

「おつかれー。クラブ行ってたの?あ、分かった!じゃあさ、軽く飲み行こう!」

適当過ぎる打診が通るのがatom坂クオリティ。6のコンビを家の前まで連れて行くも、家の眼の前で鬼グダが発生。リソースが勿体なすぎるので、そのままリリース。

気をとりなおして坂に挑む。5件目、6件目、7件目・・・。声がけ数がどんどん伸びていく。

 

そして、8件目。オープン。クラブの興奮冷めやらぬ印象の6と7の二人組。松岡担当はキャバ嬢JD、kitagawaの担当は至って普通のJDだ。 スト値 6。話していると、最初はそっけない反応だった。微妙な反応のまま、家の前に到着。ルーティーン おっととっと家だぜ 。しかし、不発に終わる。ここで、作戦を切り替え和みを開始。

「ちょっと足疲れた〜」

キャバ嬢JDが言った。

「分かった、とりあえず休もう」

kitagawaと松岡は笑顔で語りかけた。

「え、でも家はいかない。」

キャバ嬢JDはそれの一点張りだった。kitagawaはとにかく6と和んだ。それがこの事態を収拾する唯一の手立てだと踏んだからだ。

「分かった、とりあえずさ、松岡におんぶすればいいじゃん。笑」

kitagawaは頃合いを見て言った。松岡はすぐさま状況を理解し、キャバ嬢JDをその背中に促した。

2017-05-26 00.02.34

「ウケる(笑)」

6が隣で爆笑していた。そのまま事態をうやむやにしつつ雰囲気で家に搬送しようとしたが、キャバ嬢JDはしきりに新宿へ行きたい旨の話をしていた。そこに男の家があるのか何なのかは記憶が曖昧だが、そのままの流れでキャバ嬢JDと松岡、kitagawaとJD6の構図が出来上がっていた。松岡は淡々と、着実に自分がやるべきことをこなす男だとこのとき思った。幸い、彼の家もkitagawaの家から徒歩圏内なので、ここでセパレートしてお互い最後までいければこの戦いは我々の完全勝利だ。

和んでいると、6が大学の後輩だと分かった。瞬間、6の食いつきがうなぎ登りに高まったのを実感した。

形式グダ、インマイハウス。家へ入ると、相手を気遣いすぐさま紅茶を用意した。

「英国王室御用達の紅茶があるんだよね。これ。めちゃくちゃ美味しくて、チップトリーって言うんだけど。笑」ティーセット・ルーティーン

紅茶を飲んでリラックスし、タイミングを伺った。ギラ。 形式グダ 。 焼き魚理論

彼女は純情な子だった。している最中は「ねえ、チュウして?」などキスを求めてきたが、ことが終わって一息ついていると、突然泣き出したのだ。

kitagawaは驚いた。こんなケースは今までになかった。kitagawaは彼女の過去を丁寧に紐解き、そして彼女の心を優しく撫でるように慰めようとこころみた。彼女が付き合った人数は2人。いずれも、体の関係がないままある一定の期間を過ごし、しっかりとした信頼関係を構築してから結ばれていた。彼女は社会一般的にみれば、きっと限りなく正しい。

kitagawaは、彼女がそうやって真っ白なキャンパスに鮮やかな絵の具で描いてきた過去に、真っ黒な絵の具をこぼしてしまった。絵ならまた描けば良い。ただ、過去は消せない。彼女がしてしまった行為を正当化してあげなければいけない。

お酒が入っていたから?クラブに行っていたらこうなるのも仕方がない?違う。どれもネガティブな答えだ。彼女が欲したのは、リスペクトできる存在だ。kitagawaはそれを演じなければいけない。彼女のために。過去を巻き戻しながら、和んだ。彼女への賞賛を送ると、彼女もkitagawaへ賛辞で返す。そんなやり取りが幾度となく繰り返された。

返報性の原理がどうとか、そんな打算的なことなんてのは微塵も考えずに、ただただ彼女をリスペクトすることを根底において話し続けた。

そうしてkitagawaの想いは伝わったかどうかは分からないが、彼女は笑顔を取り戻し、「今度またデートしようね」という言葉を残して、扉の向こうに行ってしまった。

彼女とベッドの上で携帯のとあるアプリで撮った写真には、もうkitagawaの頬には残っていない暖かな温もりが、確かに記憶されていた。

 

— end


 

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