kitagawaと小海 vol.1

And to follow your own intuition.
It ‘s me become the best mentor.

自分自身の直感に従うの。
それが最高の助言者になってくれるわ。

ー ダイアナ(イギリス王妃)

 


 

Chapter 1 敗走とケバブと私 

「こっからが勝負だ。」

 

kitagawaは、 ウィング である小海に檄を飛ばしていた。それは、自分に言い聞かせているかのようでもあった。小海はただ笑いながらkitagawaの言葉に耳を傾けていた。それは、風に揺れる真っ白なTシャツのようでもあった。生暖かい風がぬるりと頬を撫でて、ゆっくりと横を通り過ぎていった。少し汗ばんだ額が、なんだか妙に心地よかった。

この日、kitagawaたちは深夜の V2 に出撃していた。成果はといえば、Lゲが数件のみ。目標の達成をせずに内部の案件数と自分たちに残っている体力を鑑み、早々に退店していたのだ。V2を出ると、 ロアビル からほど近くにあるケバブ屋で小海と談笑しながら、できるだけ体力を回復に努めた。疲弊した身体に力が再びみなぎっていくのを感じた。そのまま小海とともにタクシーを拾い、決戦の場所を渋谷に移した。

小海は ハヤト の先輩にあたる人物であり、コンビよりもどちらかといえばソロを得意とするナンパ・プレイヤーであった。kitagawaと同じナンパチーム「かしこいお猿さんの会」に所属するナンパ師だ。

 

「atom坂4stepをしよう」

kitagawaは言った。小海はすぐにその言葉の意味を理解した。この理論はスピード感が命だ。今まで様々な理論を構築し、トライアルアンドエラーをしてきたが、このメソッドほど効率的に即に資する理論を現状持ち合わせてはいない。昨今の PU 界隈において、これ以上高速かつ効率的に即に達するメソッドがあるとすれば、それはもはやデリヘルや風俗の類だろう———そんな風にさえ思っていた。そして、この理論を体現することに関しては、誰よりも自信を持っていた。

ただ、この理論も完璧ではない。そもそも完璧な理論などはきっと存在しないのであろう。完璧でない人間が作る理論が完璧であるはずがない。 atom坂4step理論 の最大のウィークポイントは、即れる案件のスト値のアベレージが5から6のレンジで推移する、ということだ。ことatom坂を含む昨今の「atom」というフィールドに関しては「残飯漁り」などとPU仲間の間では揶揄されていた。朝方のクラブ後に展開するatom坂4stepともなれば、より顕著にその傾向が垣間見える。

しかし、これをゲームだと割り切っていれば、そんなことはさほど問題でもなかった。さながら地中に埋もれる自分なりの「お宝」を求めて、手を泥だらけにしながら穴を掘り続ける少年のようでもあった。白み始めた空をぼんやりと頭上に感じながら、kitagawaは早速声をかけ始めた。

「結婚式っぽいですね。結婚式系女子?」

前方を歩く集団の中の一人にオープナーを投げる。背が低めで、煌びやかなドレスを着ており、髪は品のあるアップ・スタイルだ。周りにいる友人たちを見ても、そうだと明らかに分かる様相を呈していた。

「あっそうです。」

彼女は笑いながら答えた。

「みんなウォーターをドリンクしてるんですね。」

kitagawaはルー語で会話を始めた。気の向くまま、心の赴くまま。

「ええ。喉がサースティなので。」

彼女が答えた。ウィットに富んだ返しに、思わずkitagawaにも笑みがこぼれた。その後、何回か会話のキャッチボールをしていると、前方に同じ結婚式仲間の男性陣がいることに気付き、そのままゆるっとフェードアウト。

「Take care系女子ですね。」

 

今日は良い日だ。

 

 —続く—


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